クリクリの瞳にピンクのお鼻、そして何より大きく広げた被膜が特徴的なフクロモモンガ。
最近ではペットショップで見かけることも多くなってきましたが、生態を詳しく知らない方が多いのではないでしょうか。
今日はフクロモモンガの魅力と生態についてのお話です。
フクロモモンガの基本データ
体長
16~21センチ
被膜を広げるとハンカチくらいの大きさです。
手の上に乗せるとゴールデンハムスターくらいですね。
ちなみによく似た動物のムササビはこの何倍も大きく、座布団くらいあるそうです。
体重
120~180グラム
高い所から風に乗って滑空する為、体は軽いです。
私は巾着の中に入れて一緒に過ごしていますが、ついついどこにいるか分からなくなってしまいそうです。
寿命
7~10年
意外と長いんだ!という印象でした。
ストレスフリーで栄養バランスの良い食事を与えてあげれば、かなり長い間一緒に過ごすことができそうです。
生息地
森林地帯に生息し、樹上で生活しています。
一夫多妻制の為、一頭のオスと数匹のメスで小さな群れ(10匹前後)を作っているそうです。
食性
雑食
果物や野菜などの植物~コオロギやミルワームなどの昆虫まで幅広く食べます。
主食はモモンガフードが望ましいです。
甘い物が好きなので、欧米では「Suger grider(シュガーグライダー)」と呼ばれているそうです。…可愛すぎません?
フクロモモンガのカラーバリエーション
- スタンダードグレー
- リューシスティック
- モザイク
- ホワイトフェイスブロンド
- クリミノ
- プラチナ
どれもあまり馴染みのない名前ですね。
一般的なペットショップで入手できるのはほとんどがスタンダードグレーですが、うちの子をお迎えした際に隣のケースにリューシスティック(ホワイト)の子がいて、とても綺麗でした。
お値段はびっくりしましたけど…。
フクロモモンガは有袋類
日本で飼育されているモモンガは3種類。
- フクロモモンガ
- アメリカモモンガ
- 大陸モモンガ
このうち、アメリカモモンガと大陸モモンガはリスの仲間ですが、今回ご紹介しているフクロモモンガは、カンガルーなどの仲間である「有袋類」です。
そのため、生まれたばかりの赤ちゃんモモンガは、お母さんのお腹にある袋の中で育ちます。
ちなみに、アメリカモモンガはペットとして飼育することができますが、大陸モモンガは2006年以降販売が禁止されていますので、これから新しく飼うことはできません。
警戒心は強いけれど慣れるとベッタリ
実は私はフクロモモンガ初心者で、1か月ほど前からオスのベビーを飼い始めました。
まだまだ離乳も済んでいないので数時間おきにせっせとミルクを飲ませております。
とても小さいですが、いっちょ前に大きな声で威嚇をしてきたりしてとても可愛いです。
はじめの数日はとにかく威嚇しっぱなしでしたが、まだ幼いことと四六時中一緒にいるので、すぐに打ち解けてくれ、なでなでしているとひっくり返って眠ってしまいます。
ほとんどの時間を眠って過ごしていますが、時々目を覚ますと小さな声で鳴いて呼んでくれます。
いろいろな鳴き方があるそうなのですが、私はまだ聞いたことがないので、これからが楽しみです。
神経質な一面もありますが、よく慣れた子は飼い主にベッタリになるそうです。
臭いに注意
多くの臭腺を持つため、臭いは強い動物です。
モモンガはその「臭い」を使って、仲間を判別したり縄張りを主張しています。
対策としては、こまめな掃除を心がけることやケージの工夫になってきます。
臭腺が頭にもある為、オスのモモンガは大人になると頭頂部がハゲるそうです。
うちの子もそのうちハゲると思うとちょっとショックです…。
まとめ:想像よりも飼いやすい
見た目から、なんとなく野性味が強く飼育が難しい印象でしたが、一緒に暮らしてみると意外と手がかかりません。
神経質ではありますが、一度心を開いてしまえばへそ天で寝たり、人間の手をペロペロ舐めたり。
良い意味で予想外でした。
個体差もあるので、どの子もすぐに懐く訳ではないと思いますが、根気よく接していればかなり仲良くなれるのではないかと思います。
私もモモンガ生活が始まったばかりですのでまだまだお勉強中ですが、さっそくモモンガにドはまりしています。
また人工保育についてなどの記事もあげたいと思っています。